子宮頸がんHPVワクチンのキャッチアップ接種期間について

子宮頸がんHPVワクチンは、接種後の副反応の影響により、平成25年から令和3年まで積極的な接種勧奨が差し控えられていました。
この間、定期接種の対象年齢（小学校6年から高校1年相当）であった方の中には、ワクチン接種の機会を逃した方が数多くいらっしゃいます。

現在、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められており、令和4年4月からは、積極的な接種勧奨が再開されています。
これに伴い、ワクチンの接種機会を逃した方に、公平な接種機会を確保する観点から「キャッチアップ接種」として改めて公費（無料）で接種できる機会が提供されています。

キャッチアップ接種は、令和7年3月で終了となります。
キャッチアップ期間を逃すと、全額自費での接種となり3回総額10万円近くの費用負担となる可能性があります。
尚、今年令和6年（2024年）9月までに初回接種を完了しないと全3回の公費接種が間に合わなくなりますのでご注意下さい

諸外国（カナダ87％、イギリス83％、オーストラリア82％、アメリカ61％、ドイツ47％、フランス37％）に比べて日本国内での接種率は26％と低迷しており接種が遅れている傾向があります。

該当される方で希望される方は、この期間を逃すことなくお早めに3回の接種を完了してください。

対象者
【令和6年度の場合】
　平成9年（1997年）4月2日から平成20年（2008年）4月1日生まれの女性で、過去に合計3回の接種をしていない方

接種が受けられる時期
　令和7年（2025年）3月31日まで
　※今年令和6年（2024年）9月までに初回接種を完了しないと全3回の公費接種が間に合わなくなりますのでご注意下さい

接種費用
　無料（公費接種）

2024年4月20日