いま、3回目のワクチン接種を行なった方が良いと思われる4つの理由
4/3時点の全国の新型コロナウイルスの3回目ワクチン接種率は、総人口の42.49%と発表がありました。
静岡県だけで見ると、全国から少し遅れを取り、県民全体の41.3%だそうです。
この度は、3回目のワクチン接種をできるだけ早く受けた方が良いと考える理由につきまして、この場で確認したいと思います。
①2回接種のままでは不十分
ワクチンのウイルスに対する有効性を測る中和抗体価という指標があります。当院スタッフは2回目接種後、全員抗体価が予防効果を期待できる値まで上昇しておりました。その後、3回目のワクチン接種を全員済ませておりますが、接種前後で抗体価を測定した結果を以下に示します。
(ワクチンの発症予防効果には、4160AU/ml以上が必要です)
・令和3年12月時点(2回目接種から5ヶ月後)
674.7 AU/mlと低下
・令和4年2月時点(3回目接種を行なった1ヶ月後)
15,325.1 AU/mlと増加
※いずれもスタッフ8名の平均値
検体数は少ないものの、3回目のワクチンを接種した後、中和抗体価は22.7倍も急増し全員有効な値になりました。本ワクチンは3回接種で1セットと言われています。コロナ禍の中、感染予防効果や重症化予防を期待するならば、2回目だけでは不十分で安心できません。3回目のワクチン接種が必須と思われます。
②GW後の第7波の懸念
静岡県では3月21日にワクチン接種率が不十分なまま、まん延防止等重点措置が解除となりました。ワクチン接種率は上記の通り不十分で感染者数も0になったわけではありません。
このままGWに突入してしまえば、全国的な移動が起こり感染者が再び増加してしまい第7波に移行するという悪いシナリオも危惧されています。
GWを不安なく過ごすためにも、4月に入った今ワクチン接種が必要と考えます。
③感染してしまえば大きな損失
オミクロン株は軽症で済む人が多いとの情報が出たことや、風評被害が起きにくくなったことで、人々の恐怖心は薄らいだ感があります。
しかし、誰にでもすぐに特効薬が投与できない今、実際に感染した患者さんの話を聞く限りではまだまだ怖い疾患であることに変わりはないようです。 感染してしまえば10日間の隔離を余儀なくされ、職場や学校への連絡は必須となります。感染してしまった人には何の罪も無いのですが、何人もの人に電話やメールで謝罪されたそうです。
また仮に軽症で終わっても、まだまだ未知の疾患に変わりはなくどのような後遺症が残るかも分かりません。 現在はワクチンも治療も国の負担で無料で受けることができますが、財源もありいつ指定感染症から外れるか分かりません。治療法によっては外来でも高額な治療費がかかる事も考えられ、さらに重症化すれば、長期入院を余儀なくされ、さらに治療費も莫大な額になるかもしれません。感染してしまった場合の多大なさまざまな損出を考え、ぜひワクチンが接種が無料なうちにご検討いただくことをご提案します。
④新型コロナ感染症の及ぼすその他の被害
新型コロナウイル感染症は、感染症そのものの脅威だけではありません。それは検診を控えたために、胃癌や大腸癌等の重大な病院の早期発見・早期治療が遅れてしまう事です。本来ならば大事にならなくてすんだものの大手術になったり、いざ手術するにしても、コロナ感染者がいっぱいで入院が出来なかったり、医師やスタッフも不足し手術ができない状態になったりしてしまう危険性があります。また、若い人は重症化率が低いとはいえ、自分の行動で知らないうちに高齢者・ご家族の祖父母にも危険にさらされてしまう可能性がある事を、今一度考えて欲しいです。ワクチンを打つ事により、自分だけでなく、まわりの人を守るためにもぜひ接種をお願いします。
当院では出来うる限りワクチン接種をいたします。ファイザー社製のワクチンがまだあります。ご検討ください。
この度は、3回目のワクチン接種をできるだけ早く受けた方が良いと考える理由につきまして、この場で確認したいと思います。
①2回接種のままでは不十分
ワクチンのウイルスに対する有効性を測る中和抗体価という指標があります。当院スタッフは2回目接種後、全員抗体価が予防効果を期待できる値まで上昇しておりました。その後、3回目のワクチン接種を全員済ませておりますが、接種前後で抗体価を測定した結果を以下に示します。
(ワクチンの発症予防効果には、4160AU/ml以上が必要です)
・令和3年12月時点(2回目接種から5ヶ月後)
674.7 AU/mlと低下
・令和4年2月時点(3回目接種を行なった1ヶ月後)
15,325.1 AU/mlと増加
※いずれもスタッフ8名の平均値
検体数は少ないものの、3回目のワクチンを接種した後、中和抗体価は22.7倍も急増し全員有効な値になりました。本ワクチンは3回接種で1セットと言われています。コロナ禍の中、感染予防効果や重症化予防を期待するならば、2回目だけでは不十分で安心できません。3回目のワクチン接種が必須と思われます。
②GW後の第7波の懸念
静岡県では3月21日にワクチン接種率が不十分なまま、まん延防止等重点措置が解除となりました。ワクチン接種率は上記の通り不十分で感染者数も0になったわけではありません。
このままGWに突入してしまえば、全国的な移動が起こり感染者が再び増加してしまい第7波に移行するという悪いシナリオも危惧されています。
GWを不安なく過ごすためにも、4月に入った今ワクチン接種が必要と考えます。
③感染してしまえば大きな損失
オミクロン株は軽症で済む人が多いとの情報が出たことや、風評被害が起きにくくなったことで、人々の恐怖心は薄らいだ感があります。
しかし、誰にでもすぐに特効薬が投与できない今、実際に感染した患者さんの話を聞く限りではまだまだ怖い疾患であることに変わりはないようです。 感染してしまえば10日間の隔離を余儀なくされ、職場や学校への連絡は必須となります。感染してしまった人には何の罪も無いのですが、何人もの人に電話やメールで謝罪されたそうです。
また仮に軽症で終わっても、まだまだ未知の疾患に変わりはなくどのような後遺症が残るかも分かりません。 現在はワクチンも治療も国の負担で無料で受けることができますが、財源もありいつ指定感染症から外れるか分かりません。治療法によっては外来でも高額な治療費がかかる事も考えられ、さらに重症化すれば、長期入院を余儀なくされ、さらに治療費も莫大な額になるかもしれません。感染してしまった場合の多大なさまざまな損出を考え、ぜひワクチンが接種が無料なうちにご検討いただくことをご提案します。
④新型コロナ感染症の及ぼすその他の被害
新型コロナウイル感染症は、感染症そのものの脅威だけではありません。それは検診を控えたために、胃癌や大腸癌等の重大な病院の早期発見・早期治療が遅れてしまう事です。本来ならば大事にならなくてすんだものの大手術になったり、いざ手術するにしても、コロナ感染者がいっぱいで入院が出来なかったり、医師やスタッフも不足し手術ができない状態になったりしてしまう危険性があります。また、若い人は重症化率が低いとはいえ、自分の行動で知らないうちに高齢者・ご家族の祖父母にも危険にさらされてしまう可能性がある事を、今一度考えて欲しいです。ワクチンを打つ事により、自分だけでなく、まわりの人を守るためにもぜひ接種をお願いします。
当院では出来うる限りワクチン接種をいたします。ファイザー社製のワクチンがまだあります。ご検討ください。
2022年4月5日